小説「金色夜叉」の主人公をイメージしたオリジナルの「貫一・お宮ブレンド」

 ■新聞小説連載開始から120年 「熱海らしくブレンド」

 熱海の名を全国に広めた小説「金色夜叉」の新聞連載開始から120年の節目に合わせて、熱海市清水町の「コーヒーハウス茶々」(斧喜秋さん経営)は、主人公をイメージしてブレンドした自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆を「貫一ブレンド」「お宮ブレンド」と名付けて発売した。斧さんの長女で、焙煎担当の中村あやさん(39)は「熱海らしさを出し、土産にもなるオリジナルブレンドにしたいと考えてつくった。熱海ブランドの認定も目指したい」と話す。

 商品開発のヒントになったのが現在の店舗。読売新聞熱海支局だった建物で、同紙が「金色夜叉」を連載したという“つながり”から題材に選んだ。コーヒーは豆の組み合わせや焙煎で味が変わることから試行錯誤し、味も見た目も違うブレンド2種類を完成させた。中村さんは「深いりは貫一ブレンドで恋の苦さと奥深さ、浅いりはお宮ブレンドで恋の甘酸っぱさを表現した」と説明する。

 100グラム入り800円、セットは1500円で販売する。中村さんは「店で飲んでもらえるようにし、飲み比べセットをつくることも考えたい」と話した。問い合わせは茶々〈電0557(85)8090〉へ。

 【写説】小説「金色夜叉」の主人公をイメージしたオリジナルの「貫一・お宮ブレンド」