利便性向上を目指してリニューアル工事が行われる熱海市火葬場=熱海

 熱海市は本年度、火葬場を改修・改装する。畳敷きの和室を洋室に改装するほか、少人数の葬儀に利用できる多目的室(仮称)を新たに設け、高齢者らに優しく、利便性の高い施設にリニューアルする。

 1992年に落成した火葬場は鉄筋コンクリート造り2階建て・延べ床面積1255平方メートルで、大型の火葬炉3基を備える。2階に2室ある待合室は各約60人収容で、畳敷きと洋室で一つの待合室を形成している。リニューアル工事では、高齢者の足腰に負担がかかる和室の段差を解消し、椅子とテーブルを配置した洋室に統一する。さらに1階にある空きスペースを活用し、家族による密葬や少人数の葬儀の式場、待合室などの機能を併せ持つ多目的室を新設する。

 事業費は約1億3千万円。現在詳細設計を進めており、夏前に着工し、年内の完成を目指している。工事期間中も火葬、葬儀は運用を継続する。

 市の担当者は「市民から洋室の待合室を望む声が以前からあった。少人数の密葬などの需要も増えており、利便性の向上を図り、温かい雰囲気の火葬場に改装したい」と話した。

 【写説】利便性向上を目指してリニューアル工事が行われる熱海市火葬場=熱海