■総合で0・7ポイント上昇39・3%

 熱海市は4日までに、2016年度に行った第28回市民アンケートの結果を公表した。生活実感の総合満足度は39・3%、不満度は25・5%と、前年度から満足度が0・7ポイント上昇し、不満度が1・5ポイント低下。市民が実感する生活環境がわずかだが上向いたことが分かった。

 市民参加による行政の推進を目指して毎年行っている。住民基本台帳から無作為に抽出した20歳以上の男女2千人を対象に実施し、905人から回答を得た。回答者に占める男女比は男40・9%、女57・7%。年代は70歳以上42・8%、60代23・8%で、40代以上の中高年が全体の91・2%を占めた。

 物価や公共交通の利便性、環境衛生、保健・医療、振り込め詐欺の認知度など計26項目。生活実感に関する質問では、物価の不満度が前年比0・3ポイント増の70・6%に達し、物価に対する市民の不満が増大していることが浮き彫りになった。

 このほか、不満度が満足度を上回った項目は、公共交通の利便性(満足35・6%、不満45・9%)、公共施設充実度(満足20・9%、不満38・4%)、保健・医療(満足30・8%、不満32・1%)など。一方、ごみ、上下水道などの環境衛生で64・1%、防災・防犯・交通安全の安全性で44・8%が満足と答え、不満を上回った。

 振り込め詐欺の認知度では10・8%が知らないと答えた。

 自由意見では物価高への不満、路線バスに代表される公共交通の利便性向上、市街地の渋滞と駐車場対策、子育て支援策充実、市民のための公共施設の充実を求める意見が多数寄せられた。

 市は調査結果を今後の行政計画推進の参考資料にする。