見頃を迎え入館者を楽しませるマメザクラ=昭和町の起雲閣

 熱海市昭和町の起雲閣の庭園で、「マメザクラ」が見頃を迎えた。近くでは、数年前に移植された「荘川桜」が今年初めて花を咲かせていて、二つの桜の“競演”が入館者の目を引き付けている。

 マメザクラは桜の野生種の一つで、富士山に多いためフジザクラともいわれる。起雲閣には旅館時代から植わる高さ5メートルほどの古木と、高さ3メートルほどの若木がある。

 古木は既に満開で、花にカメラを向けたり、木を背に記念撮影したりして楽しんでいる。韓国から家族旅行で訪れた女性は「ソメイヨシノがまだあまり咲いていなかったので、ここできれいな桜を見ることができてよかった」と満足そうに話した。

 「荘川桜」は造園業者が取り寄せて育てていた木を5、6年前に起雲閣の庭に植えた。数年前に離れの和室「孔雀(くじゃく)」の前に再度植え替えた。2日に初めて開花が確認されたという。淡いピンク色の花を枝先に見つけ「きれい」と声を上げる入館者もいた。

 【写説】見頃を迎え入館者を楽しませるマメザクラ=昭和町の起雲閣