思い思いに遊びや学びを楽しむ子どもたち。開設時間の延長は働く母親には朗報といえそうだ=市立第一小内のエンゼルクラブ

 ■保護者就労、子育て支援

 熱海市が今月から、市立6小学校区に開設している放課後児童クラブのサービスを拡充した。平日の開設を下校時から午後6時まで時間延長したほか、土曜日を新規に終日開設し、共働き家庭などの保護者の就労と子育てを支援する。

 放課後児童クラブは働く保護者にかわって児童を放課後の一定時間預かる健全育成事業。同市は初島と桃山を除く6校区の小学校の余裕教室や公民館を活用して開設し、運営を民間事業者に委託している。昨年4月時点の利用者は計293人で、全児童に占める割合は県内上位の約3割に達している。

 時間延長は保護者目線で打ち出した子育て支援策。共働き家庭やひとり親家庭などの保護者の就労に配慮し、午後4時半までの開設を同6時まで延長した。さらに土曜日を午前8時~午後6時に新規開設し、保護者の週末就労に道を開いた。

 時間延長にあたっては月額利用料(保護者負担金)を全面改定。2500~4千円とクラブで差異があった下校時までの料金を一律4千円とし、午後6時までの延長時間帯と土曜日の利用については別途月額3千円とした。さらに延長時間帯と土曜日に1回単位の利用料金を設定した。

 市立第一小の放課後児童クラブ「エンゼルクラブ」に子ども2人を預けている福道町の長谷川カヲリさん(43)は「店をやっているのでとても助かる。勉強もみてくれるし、まずは土曜日から利用したい」と歓迎した。

 市子育て支援室の担当者は「子育てのために正規雇用を諦め、パートタイマーとして働いている母親は少なくない。時間延長が働く保護者の就労の助けになれば」と話した。

 【写説】思い思いに遊びや学びを楽しむ子どもたち。開設時間の延長は働く母親には朗報といえそうだ=市立第一小内のエンゼルクラブ