「ATAMI教師塾」で加藤さん(右)から学級づくりのノウハウを“実習”する教職員=市役所

 ■まず「授業のポイント」

 学び続ける教師をサポートしようと、熱海市教育委員会は12日夜、自主参加型の研修講座「ATAMI教師塾」を市役所内会議室でスタートさせた。教師力を高めるための講座をはじめ、小学校の英語・英会話指導力向上のための講座、市内小中で講師や支援員を務めながら教員採用試験に挑む人を支援する講座をそれぞれ、年間10回程度開催する。市教委の担当者は「学校の枠を超えて教職員が共に学び合い、教師力向上につなげてほしい」と期待する。

 本年度の新事業で、熱海市全体の教育力向上につなげるのが狙い。3講座のうち、教師力を高める講座は、教職員対象のアンケートで参加してみたいと思う講座内容を調査し、プログラムを組んだ。

 初回は市内小中の元教諭で元琉球大教授の加藤好一さんを講師に迎え、「学級づくり・人間関係」をテーマに開いた。若手からベテランまで26人が参加し、実践事例の紹介や模擬授業を通して、学級づくりや授業づくりのポイントを学んだ。

 加藤さんは自身の体験から「あれっ?と思うことの中に子どもの良さを見つけるのが教師の仕事。子どもを『観(み)る』ことが大事」などとアドバイスした。

 多賀中の戸塚絢子教諭は「学級づくりの参考にしたいと思い参加した。授業が生徒指導だという言葉が胸に響いた。継続して参加していきたい」と意欲を語り、桃山小の本間靖人教頭は「教師としての根幹となる子どもにしっかり向き合い、しっかり『観る』ことの大切さを再認識できた」と話した。

 同講座は次回以降、「道徳の授業づくり」「国語の教材研究方法」などをテーマに開く。講師には現役教職員やOBらを迎える。他の2講座も順次スタートさせる。

 【写説】「ATAMI教師塾」で加藤さん(右)から学級づくりのノウハウを“実習”する教職員=市役所