地元の若衆らに担がれて桜の花咲く参道階段を下る宮神輿=熱海市伊豆山

 熱海市伊豆山、伊豆山神社(原口尚文宮司、大舘節生総代会長)の例大祭で15日、呼び物の「神輿(みこし)下り」が繰り広げられた。地元の若衆や厄年奉賛会が担ぐ4基の神輿が桜の花びらが舞う参道の石段を勇壮に下り、見物客を沸かせた。

 午後からの神幸祭では、発輿(はつよ)祭に続いて神輿が本殿前を出発。地元の仲道、浜、岸谷の各町内会の若衆らに担がれた神輿3基と、厄年奉賛会「伊豆山卯桜翠辰會(うおうすいしんかい)」(松本早人会長)の神輿が国道135号海側の下宮を目指して石段を下った。

 住民や観光客が見守る中、「わっしょい、わっしょい」と威勢のよい掛け声を上げながら石段を下り、鳥居前の広場や国道などで練った。

 境内は枝垂れ桜、参道階段ではソメイヨシノなどが神輿下りに花を添えた。梅園町から見物に訪れた塩川信幸さん(68)は「横浜から5年前に移り住み、伊豆山の祭りを見るのは初めて。桜と神輿を一緒に見ることはなかなかないので、よかった」と満足そうに話した。

 奉納行事として神輿愛好団体「伊豆山勢輿会」による「奉祝古式神輿練り」と、小笠原流宗家一門の「古式三三九手挟(さんざんくてばさみ)大的奉射」も繰り広げられた。

 16日は午前10時から正殿祭がある。

 【写説】地元の若衆らに担がれて桜の花咲く参道階段を下る宮神輿=熱海市伊豆山