雨漏りがひどく抜本的な大規模修繕が行われることになった初島小・中=初島(初島小・中提供)

 ■雨漏りひどい初島など 

 熱海市は本年度、市立学校施設の大規模修繕工事を行う。雨漏りがひどい初島小・中をはじめ、経年劣化が著しい幼稚園を含む5校の屋根や外壁を修繕し、児童・生徒の学校生活や学習に少なからず影響があった教育環境を改善する。

 大規模修繕を行うのは初島小・中(木造2階建て、1997年築)の屋根と外壁、多賀小(鉄筋コンクリート造り2階建て、88年築)と多賀中(同4階建て、84年築)の各屋上、熱海中体育館(同2階建て、90年築)の外壁、泉幼稚園(木造2階建て、95年築)の屋根と外壁。

 市教育委員会によると、熱海中を除く5校は劣化による屋根や外壁の傷みが著しく、初島は塩害も加わって雨漏りが常態化して児童・生徒の学習、学校生活に影響が出ている。熱海中体育館については昨年、劣化した壁の一部が落下する事故が発生している。

 工事は屋上の防水、屋根の修繕と一部ふき替え、外壁の補修と塗装、熱海中体育館の外壁張り替えを行い、問題を抜本的に解消する。夏休みに集中的に行い、学習への影響を最小限に抑える。校舎構造が複雑な多賀小は3カ年計画、他の4校は本年度末の完成を予定している。本年度事業費は約2億8千万円。

 財政事情から学校施設の大規模修繕を先送りしてきた同市では、施設の健全性が低下。多くの学校が早急な修繕が必要とされる問題箇所を抱えている。斉藤栄市長は「児童・生徒、学校関係者に迷惑をかけてきたことを申し訳なく思う。財政再建にめどがつき、今後は教育環境を含む市民インフラ整備に力を入れる」と話した。

 【写説】雨漏りがひどく抜本的な大規模修繕が行われることになった初島小・中=初島(初島小・中提供)