基本方針の素案について話し合う参加者=伊豆山浜会館

 ■基本方針まとまる

 熱海市伊豆山の浜会館で26日、同地区の第4回津波対策協議会が開かれた。地域住民と県熱海土木事務所、熱海市都市整備課が話し合い、ソフトを中心に対策の基本方針(素案)をまとめた。

 200~300年に一度とされるL1地震の津波で、同地区では民家などへの浸水被害が想定されないため、護岸のかさ上げは行わないとした。

 最大クラスのL2地震による津波(平均津波高9メートル)で沿岸部が浸水エリアになっており、避難路整備、街灯の設置、避難路の表示、情報伝達手段の整備などの対策を進める。

 避難路は、避難ビルとなるホテル・ニューサガミヤの北側で本年度斜面の落石対策を行う。同ホテル南側と走り湯付近の避難路改修は短期的対策(2~3年)とした。

 参加者から「避難路整備の優先順位は住民が決めるのか」という質問があった。市観光建設部の西島光章次長は「手すり、スロープを付けるなどの整備も考えられる。まず現状の避難ルートを調査し、市から皆さんに提案し、順次進めていきたい」とした。

 【写説】基本方針の素案について話し合う参加者=伊豆山浜会館