熱海市が休憩施設やイベント広場の整備を進めている初島漁港=初島

 ■イベント広場・客席も

 熱海市が初島漁港で休憩施設などの観光施設整備を進めている。漁港東側を埋め立て、展望デッキなどを備えた観光客らの休憩施設やイベント広場を整備する計画。オープンは2019年春を予定している。

 熱海、伊東からの客船が発着する初島漁港には20人も入ればいっぱいの小さな待合所があるだけで、観光客が滞留できる休憩施設がなかった。島民からの要望を受けて市が昨年度着工した初島交流広場整備事業では、市の港湾整備で埋め立てた約1400平方メートルに鉄骨2階建て・延べ床面積約600平方メートルの休憩施設、220平方メートルのイベント広場、バスが回転できるロータリーなどを造る。

 休憩施設は1階が客船待合所と飲食店、2階には海を一望できる展望デッキなどを備える。芝を植えるイベント広場の周囲には階段状の客席も設置。これまで港の荷揚げ場で行っていた初島ところ天祭りなどの観光イベントを開催できるようにする。観光施設関連の事業費は県補助を含めて約2億円を見込んでいる。

 本年度は埋め立て地の造成を進めており、来年度、休憩施設などを整備する予定。完成後の管理運営については今後、初島区や漁協などと協議して決める。

 市観光経済課の担当者は「県内唯一の有人離島で、観光地でもある初島を訪れる観光客の利便性を高め、イベントや周辺での買い物を楽しんでもらえるような観光施設にしたい」と話した。

 【写説】熱海市が休憩施設やイベント広場の整備を進めている初島漁港=初島