あでやかな舞を披露する芸妓衆=熱海芸妓見番歌舞練場

 ■初日から観客魅了

 熱海芸妓(げいぎ)のひのき舞台「熱海をどり」(熱海芸妓置屋連合組合主催)が28日、熱海市中央町の熱海芸妓見番歌舞練場で始まった。芸妓衆が修練の成果を発揮してあでやかな舞を披露し、観客を魅了した。

 熱海花柳界最大の興行で、地方を含め総勢約40人が出演、常磐津「屋敷娘」と端唄・俗曲「あべこべ歳時記」を披露した。「あべこべ―」は季節を冬・秋・夏・春と“逆回転”させて、折々の情景を描いた演目。骸骨の踊りや獅子舞も盛り込み、趣向を凝らした舞台を繰り広げた。

 神奈川県茅ケ崎市の会社員上田素子さん(41)は「初めて見た。とてもきれいだった」、踊りの仲間と共に鑑賞した沼津市の西山裕子さんは「勉強になった」と満足そうに話した。

 「熱海をどり」は、見番の大改修を記念して1990年に始まり、今年で28回目。29日も午前11時半と、午後2時半に開演する。入場料4千円。問い合わせは同組合〈電0557(81)3575〉へ。

 【写説】あでやかな舞を披露する芸妓衆=熱海芸妓見番歌舞練場