ゲーム感覚で英語に親しむ小学校低学年。ALT増員で授業の充実が期待される=市立泉小中学校

 熱海市教育委員会は4月から、小中学校などに派遣している外国語指導助手(ALT)を2人増員し、7人体制とした。小学5・6年の英語必須化を定めた2020年度以降の次期学習指導要領をにらみ、小中学生らの英語と外国語(英語)活動などの充実、教員の指導力底上げにつなげる。

 市教委は現在、米国、オーストラリアなど出身のALT5人(男性3人、女性2人)と契約し、幼稚園・保育園8園、小学校8校、中学校4校に派遣。小学5・6年の外国語活動、同1~4年と幼稚園・保育園児の英語に親しむ活動、中学校の英語教科の指導などに当たっている。

 文部科学省が2月に発表した次期学習指導要領では小学5・6年で週2時間の英語教科導入と、現行5・6年生を対象に行っている週1時間の外国語活動を3・4年生で行うよう定めている。だが、小学校に英語の教員免許を持っている教員は少なく、実施に当たっては英語指導力向上が課題となっている。

 同市はこれまで新指導要領に先行して幼稚園や保育園、小学1~4年生を対象にALTを迎えた外国語活動に準じた英語に親しむ活動を年間10~15時間行っている。本年度からのALT増員は、小中学校の英語授業と外国語活動の充実に加えて、新指導要領移行に向けた弾力的運用として、小学校の外国語活動などの時間数を増やしていくための措置でもあるという。今後研修が本格化する教員の英語指導力の向上にも役立てたいとしている。

 学校教育課の担当者は「新指導要領に先行してALTを迎えた授業、活動を増やし、英語に親しみ、積極的に英語でコミュニケーションができる児童、生徒を育てていきたい」と話した。

 【写説】ゲーム感覚で英語に親しむ小学校低学年。ALT増員で授業の充実が期待される=市立泉小中学校