中国のインターネット販売サイトに出品する「鶴吉羊羹」

 ■サイトにきょう出品

 熱海市銀座町の常盤木羊羹(ようかん)店総本店(前沢龍次社長)は、県産品を取り扱う中国のインターネット販売サイトに「鶴吉羊羹」を出品、1日に販売がスタートする。県内の羊羹専門店としては唯一の出品で、4代目鶴吉・前沢龍也さん(34)らは「中国は大手の羊羹専門店もまだ手を出していない市場。未知数だが、羊羹を中国で広めるきっかけになるといい」と期待する。

 出品するのは、中国最大のカード会社「中国銀聯(れん)」が運営し、日本製品専門の「銀聯在線商城(オンラインモール)日本館」内の「静岡館」で、同館は県産品を中国に販売する事業者を支援するために、県が2016年度に開設した。

 同店は13年に県の「ふじのくに新商品セレクション」で金賞を受賞したのを機に、海外展開を開始。今回も県による出品者募集に応じた。銀聯在線商城などの商品チェックを経て、熱海ブランドにも認定されている「鶴吉羊羹・橙(ダイダイ)」「同・小夏」など5種類の出品が決まった。

 これまでにも姉で常務の綾乃さん(36)を中心にパッケージの改良を進め、空輸に対応できるように化粧箱の耐久性も高めてきた。静岡館への出品に向けて再度見直しを図り、羊羹を包むアルミ袋を開けやすくした。

 龍也さんは「中国の商社から、鶴吉羊羹やマカロンモナカを現地で販売しないかという話も来ている。静岡館への出品は、マーケティングのチャンスになる。意見や反応を見て、今後の展開につなげていきたい」と意気込みを語る。

 静岡館の本年度の運営は1日に始まる。同店を含む県内26事業所の100を超える商品が販売される。

 【写説】中国のインターネット販売サイトに出品する「鶴吉羊羹」