光琳茶会の軌跡をたどる尾形光琳をはじめとした琳派作品を展示した企画展=桃山町のMOA美術館

 熱海市桃山町のMOA美術館でリニューアルオープン記念の企画展「琳派(りんぱ)の美と光琳茶会の軌跡」が開かれている。同美術館の光琳茶会に出品された絵画や茶器をはじめ、国宝、重文、重要美術品6点を含む日本芸術の一流派・琳派の作品77点を展示している。6月6日まで。

 江戸時代中期の画家尾形光琳(1658~1716年)は、琳派の創始者である本阿弥光悦や俵屋宗達の影響を受けながら独自の画風を築き、琳派を発展させた。同美術館は1985年に開館3周年事業で「光琳屋敷」を敷地内に復元。86年から光琳茶会を毎年2月に開催し、茶の湯文化の普及と光琳芸術の顕彰に努めている。

 過去の茶会の軌跡をたどる今企画展では光琳の「草紙洗小町図」や「恵比寿図」、国宝の野々村仁清の「色絵藤花文茶壺」をはじめ、茶会の席を飾った絵画、茶道具などの美術品を展示した。東京都東村山市から訪れた愛好者の高木比佐美さん(53)は「光琳のダイナミックな作風が好き」と言って作品を熱心に鑑賞した。

 大型連休中の関連イベントとして4、7日には美術セミナー、5、7日には光琳屋敷ガイドツアーもある。問い合わせは同美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 【写説】光琳茶会の軌跡をたどる尾形光琳をはじめとした琳派作品を展示した企画展=桃山町のMOA美術館