はがき、ぼたんなどを手で表現する受講者=市役所

 熱海市手話奉仕員養成入門講座の開講式と第1回講座が10日、市役所で開かれた。初日は申込者15人のうち11人が参加し、聴覚障害者とのコミュケーションの方法などを学んだ。

 12年目を迎える講座で、週1回実技を中心とした講座が組まれている。今年は入門講座(9月上旬まで)と基礎講座(来年2月中旬まで)を連動し、希望者は1年を通して受講できるようにした。

 県手話認定通訳者が講師を務め、同日は平井洋子さんと野田陽子さんが担当した。平井さんは「聴覚障害者は耳に音が入ってこない。手話のほか口の動きや身振り、指文字、筆談などで意味が分かる」と、コミュケーションの方法を説明した。

 続いて受講者が、三角形などの図形や、ぼたん、はがきなど身の回りの物を、手や体を使って表現した。

 奉仕員養成講座の修了者は通訳養成講座の三つの段階を経て、全国手話通訳者の試験に臨むことができる。野田さんは「今手話の通訳者が少なく、熱海に住む人は1人だけ。ぜひみなさんの中から、通訳者が誕生してほしい」と呼び掛けた。

 【写説】はがき、ぼたんなどを手で表現する受講者=市役所