熱海市消防本部は消防庁の第1回予防業務優良事例表彰で最高賞の消防庁長官賞(4団体)に次ぐ、入賞(8団体)に選ばれた。県内では唯一の受賞。市防火協会と協力し、開催している夜間マニュアル訓練大会が評価された。

 各消防本部の優れた予防業務を表彰し、予防行政の意義や重要性を広く周知することを目的に新設された。応募82団体の取り組みを選考委員会が審査し、賞を決めた。

 訓練大会は、宿泊施設の防火管理体制と対応技術の向上を目指し、競技会形式で行っている。夜間に火災が発生した想定で、3人一組で初期消火、情報伝達(通報)、宿泊客の避難誘導に当たる。対応の早さ、的確さを競う。1995年から毎年開催している。

 受賞について土屋千秋消防長は「夜間訓練を競技大会で行う珍しい取り組みと、熱海市の基幹産業である観光に着目した点が評価されたのではないか」と分析。「防火協会との合同受賞であり、先輩たちが築いてきたものがあってこそ。熱海市の安心安全に寄与できたことをうれしく思う」と喜びを語った。市防火協会の前田久憲会長は「『観光地熱海』を守るため、尽力してきた市消防、歴代の会長をはじめとする会員たちのおかげ。感謝したい」と話した。

 表彰式は24日、名古屋市のウェスティン・ナゴヤキャッスルで開かれる。