熱海市は本年度から、市内各地域で敬老会を開く老人会、町内会などの団体に奨励金を交付する。市はこれまで、旧市街の宿泊施設を借りて市全体の敬老会を開いてきたが「一堂に会する形は大変」「各地で個別に開く敬老会を補助してほしい」などの意見があり、地域開催を支援することにした。

 全体の敬老会は収容人数の多い会場を確保することが難しく、参加者は用意したバスで会場へ向かうなど大掛かり。集合後は会場に向かうエレベーター周辺が混雑するなどの例もあった。

 70歳以上の高齢者が10人以上参加する敬老会に、1人当たり2千円(1回のみ可能)を支給する。会場の利用料、弁当代、記念品の購入費、入浴料、レクリエーションの出演者に払うギャラなどを対象にした。旅費や金券、5万円以上の物品購入費は対象外になる。

 敬老会の開催期間は9月1日から11月30日。申し込みは7月1日から31日まで。全体の予算は300万円で、範囲を超えた場合は均等に配分することもあるという。

 市長寿支援室の前川美奈子室長は「地域の結び付きから、いくつかの団体が合同で開くことも考えられる。予算の規模はどうなのか、対象になる費用はほかにもあるのかなど、検討しながら続けていきたい」と話した。