久保田さんの指導の下、グループワークに取り組む参加者=市役所

 ■8社15人参加し交流 

 熱海商工会議所は18日、熱海市内の事業所の新入社員を対象とした「熱海同期会」を市役所などで初開催した。8社から15人が参加して、セミナーを通して仕事への取り組み方を学び、懇親会で交流も図った。

 人材育成と社員の定着率向上を目的とした新規事業で、県内でも初の試み。市内で新卒者を毎年採用する事業所は少なく、採用人数も少ないため、仕事の悩みを誰にも相談できずに離職してしまうケースがあることから、新入社員が事業所の枠を超えて共に学び、助け合えるコミュニティーをつくれるようにと企画し、同市が共催した。

 セミナーは、熱海や伊豆の国市などで飲食店を運営する「オウンウェイ」の社長久保田友和さん(40)が担当した。コミュニケーションや論理的思考をテーマにしたワークショップを交え、“明日から仕事が10倍できるようになるポイント”として「良いものはどんどん取り込む」「相手の名前を大事にする」「気持ちがいい返事をする」などを挙げた。

 参加者はグループの仲間と意見を交わしたり、久保田さんの問い掛けに答えたりと意欲的にワークショップに取り組んだ。熱海後楽園ホテルの田中沙羅さん(18)は「これから働いていく上で大切なことを学びたい。知り合いもできるといい」、光サービスの大坂倭斗さん(18)も「仕事のマナーなどを学びたい。ほかの事業所の人と話すのも楽しみ」と同期会への期待を話した。

 新入社員対象の同期会は年2回の予定で、次回は秋に開く。来年度からは、入社2年目以降の社員が集う場も設け、コミュニティーの輪を広げていく考え。

 【写説】久保田さんの指導の下、グループワークに取り組む参加者=市役所