船上から花火を楽しむ入居者ら=熱海沖

 熱海市の富士急マリンリゾートは、夏季熱海海上花火大会に合わせて「鑑賞クルーズ船」を運航し、人気を集めている。28日は運航する2隻のうち、「イルドバカンス・プレミア」を市内外で高齢者マンションを運営する中銀インテグレーションが貸し切り、入居者とその家族、友人ら約200人が熱海の夜景と花火の“共演”を楽しんだ。

 同社が貸し切るのは3年目で、熱海での生活を満喫してもらうのが狙い。この日は打ち上げ開始が遅れたが、夜景を彩るように次々と咲く大輪に歓声が上がった。

 神奈川県小田原市のダイヤモンドライフ湘南から参加した斉藤礼子さん(70)は「海から花火を見る機会はなかなかないからよかった。海の風も気持ちよかった」と満足そうに話した。

 富士急マリンリゾートによると、鑑賞クルーズ船は毎回200~300人が乗船する人気企画。旅行会社や市内の宿泊施設が貸し切り、運航することもある。今季は8月5、8、18、20日に一般の乗船が可能。

 詳しくは同社〈電0557(81)0541〉へ。

 【写説】船上から花火を楽しむ入居者ら=熱海沖

 ■打ち上げ15分遅れる 熱海湾停泊クルーザーに人

 熱海市の熱海湾で28日夜に開かれた「熱海海上花火大会」は開始直前、打ち上げ保安距離内に停泊していたクルーザーに人が居ることが分かり、安全確認のために打ち上げ開始を15分ほど遅らせた。主催の熱海温泉ホテル旅館協同組合は「このような事態は初めて。今後二度と発生しないように対応を協議していく」と話した。

 同組合によると、人がいるクルーザーを発見した後、退避させて安全確認を行った。市消防本部による打ち上げ許可が下りるまで、会場のアナウンスやエフエム熱海湯河原の実況放送で状況を観客に説明した。

 打ち上げ開始は午後8時半過ぎになり、予定のほぼ半分の時間での開催となったが、8時50分までに用意した約5千発を集中して打ち上げた。

 翌29日は事実関係の確認を進めるとともに、加盟各施設に文書で経過や対応を伝えた。

 28日は夏季の同花火大会の第2弾で、同組合によると2万5千人の人出があった。次回は8月5日に開かれる。