「うまくすれたかな」。家族が見守るなか、版画の多色刷り体験に挑戦する子ども=桃山町のMOA美術館

 浮世絵師・葛飾北斎の企画展「北斎『富嶽(ふがく)三十六景』」を開催している熱海市桃山町のMOA美術館は30日、木版の多色刷り体験「版画広場」を行い、子どもらの人気を集めた。

 企画展に合わせた夏休みイベント。「赤富士」の名で親しまれる富嶽三十六景の「凱風快晴」、歌川広重の「東海道五十三次」から「四日市 三重川」の絵はがきサイズの版木を用意し、複数の版木で仕上げる多色刷り体験の場を提供した。

 参加した子どもらは担当者の手ほどきを受けて版木に絵の具を塗り、ばれんでこすって紙に色をのせる作業を楽しく体験。赤と黄、紺の3色で四日市を、5色で赤富士を完成させた。家族旅行で訪れた愛知県江南市の小学3年生永井玲名さんは「絵の具を塗るところが難しいけれど楽しい」と語り、家族に完成品を自慢げに披露した。

 版画広場は8月13、14、15、16、18日にも行う。時間は午前11時~午後3時。体験料200円。問い合わせは同美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 【写説】「うまくすれたかな」。家族が見守るなか、版画の多色刷り体験に挑戦する子ども=桃山町のMOA美術館