能の楽器に触れ、演奏に挑戦する子どもたち=MOA美術館

 ■県内外の300人参加

 熱海市桃山町のMOA美術館は4日、「夏休み能楽サークル」を開いた。県内外の小学生から大人まで約300人が参加し、能楽器の演奏体験や能楽講座、鑑賞会を通して、日本の伝統文化の魅力に触れた。

 演奏体験は小中学生ら約50人が取り組んだ。能楽師による実演を間近で見聞きした後、笛、小鼓、大鼓、太鼓の演奏に挑戦した。能楽師から楽器の持ち方、音の出し方を習い、真剣な表情で稽古した。良い音が出ると笑顔を見せる子どももいた。

 市内から参加の鶴谷耕太朗君(桃山小3年)は「太鼓は腕を大きく上げて打つのが楽しかった。普通の太鼓より大きな音で、いい音だと思った」と感想を語った。

 子どもたちの演奏体験と並行し、大人向けに能楽講座を開き、午後からは能楽鑑賞会を催した。野村萬斎さん、大倉源次郎さんによる演目解説の後、狂言「二人大名」と、能「黒塚」を上演した。

 日本を代表する舞台芸術の能楽に親しんでもらう恒例の体験イベントで、昨年は同館がリニューアル工事中だったため2年ぶりの開催。今年も一流の能楽師を講師・演者に迎えた。

 【写説】能の楽器に触れ、演奏に挑戦する子どもたち=MOA美術館