労基署に多く寄せられる相談について説明する金子署長=熱海高

 ■「自分らしい働き方を」

 三島労働基準監督署は25日、県立熱海高(杉山禎校長、生徒264人)で人権講座を開いた。金子洋一署長が「雇用と人権について考える」をテーマに、自分を大切にする働き方について話した。

 労働者の人権を損ねる働き方を強いるブラック企業などが問題視される中、人権を守りながら自分らしく働くことについて考えてほしいと、同校で初めて開催した。

 金子署長はまず、労基署の役割を説明し、労働者から寄せられる相談で多いものとして▽採用時に提示された給料より金額が少ない▽事務職で採用されたのに違う業務を担当▽定められた勤務時間を超過−などを挙げた。「決められた給料・労働時間は当たり前に感じるかもしれないが、その当たり前が通用しないこともある」と話した。

 提示された内容と違う雇用はモチベーション(やる気)の低下や、後悔につながると説明し、対策として「入社時に書面による労働条件の提示がない場合、その会社を警戒した方が良い」とアドバイスした。

 就職を控えた3年生は特に熱心に聴き、メモを取る姿も多く見られた。

 【写説】労基署に多く寄せられる相談について説明する金子署長=熱海高