ミキサー車による消防用水の提供で斉藤市長と協定書を交わす野村理事長(左)=市役所

 熱海生コンクリート販売協同組合と熱海市は27日、「災害時における消防用水等の支援に関する協定」を締結した。大規模な火災や災害時に、加盟5社がミキサー車で消火活動に必要な水の供給支援を行う。

 昨年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災では、不足する消防水利を補うためにミキサー車が給水活動を展開した。通常の消防ポンプ車が搭載する水は約1・5トン。ミキサー車は4トンの運搬が可能で、糸魚川では消火活動で使用した水の14%をミキサー車が供給し消火活動に貢献した。協定は同様の事態に備え、ミキサー車計25台を運用する同組合が市に締結を申し出た。

 市役所で開かれた締結式には野村玲三理事長と役員が出席し、斉藤栄市長と協定書を交わした。斉藤市長は「市民にとって大変心強い」と喜び、野村理事長も「生コンは地域密着産業であり、地元に貢献したい」と決意を述べた。

 協定では給水のほか、土砂崩れのあった道路の散水清掃、重機の搬入、資機材支援で同組合が協力する。

 【写説】ミキサー車による消防用水の提供で斉藤市長と協定書を交わす野村理事長(左)=市役所