熱海港でアイブリを釣った細田さん=熱海市和田浜南町のナナハン岸壁

 熱海市和田浜南町のナナハン岸壁(水深7・5メートル)でこのほど、梅園町の釣り人細田栄さん(81)が、ブリやカンパチに似た体型でしま模様のある魚を釣った。釣り歴70年の細田さんも、堤防の釣り仲間も初めて見る魚で、図鑑で確認した結果、アジの仲間の「アイブリ」(幼魚)と分かった。

 年間150日以上釣りを楽しむという細田さんは、午前9時ごろからこませかごを使った浮き釣りを始め、イナダやイシダイの子などに交じって、アイブリが釣れた。体長が32センチあり、引きは良かったという。

 下田市白浜の県水産技術研究所伊豆分場によると、アイブリは北日本から南日本に広く分布するが、どちらかというと南日本に多い。群れをつくらないため、定置網などにまとまって入らず、市場に出ることが少ない―という。

 細田さんは「昨年ぐらいから見掛けない魚を釣ることがあり、(堤防に)図鑑を持ってきている。これまでにキジハタに似たノミノクチや平らな体のクロサギを確認した。温暖化などの影響か、海の様子が変わりつつあるような気がする」と話した。

 【写説】熱海港でアイブリを釣った細田さん=熱海市和田浜南町のナナハン岸壁