椎野さんからアドバイスを受けながら収穫する園児=上多賀

 熱海市立上多賀幼稚園はこのほど、恒例のミカン狩りを行った。ミカン園を営む椎野厚さん(69)の農園で、園児19人が収穫体験を楽しんだ。約40年続いた恒例行事だが、本年度をもって多賀幼稚園に統合されるため、今回で最後となった。

 園児は目当てのおいしそうなミカンを見つけると「大きいのがあったよ」「きれいな色のミカンだ」と、うれしそうに歓声を上げ、椎野さんから指導を受けながら慎重にはさみを使い収穫した。

 一人11個を収穫し、1個は畑の近くで試食した。「甘い」「おいしい」と感想を語り合ったり、友達のものと食べ比べたりして新鮮な味を満喫した。

 同幼稚園の初代園長だった椎野さんの亡き父貢さんがミカン園を所有していたことから収穫体験を園の活動に取り入れ、恒例行事となった。椎野さんは「仕方がないとは分かっているが、子どもたちがもうミカン狩りしないかと思うと寂しい」と話した。

 【写説】椎野さんからアドバイスを受けながら収穫する園児=熱海市上多賀