自ら厳選して展示した茶道具の数々を解説する千宗屋さん=桃山町のMOA美術館

 ■茶道具の年代など解説

 熱海市桃山町のMOA美術館で18日、開催中の企画展「茶の湯の美―コレクション選」でゲストキュレーター(客員学芸員)を務める武者小路千家家元後嗣・千宗屋さんの特別講演会が開かれた。同美術館友の会の200人が参加し、茶界を担う次期家元が語る「茶の湯の世界」を楽しんだ。

 宗屋さんは1975年京都府出身。茶道三千家の一つ、武者小路家15代次期家元として2003年に宋屋を襲名した。茶道具や古美術はもちろん、現代アートにも造詣が深く、現代の茶の湯を追求している。企画展は同美術館の所蔵品から宗屋さんが約80点を厳選して取り合わせた。

 講演では同展に展示した茶道具について、年代や作者、作風、使用された茶席などを解説。茶道が誇る「わび・さび」にもふれ、「茶会に招かれたつもりで企画展を楽しんでほしい」と結んだ。

 館内にはこの日、茶席も用意された。同展は12月10日まで。

 【写説】自ら厳選して展示した茶道具の数々を解説する千宗屋さん=桃山町のMOA美術館