ダイダイの収穫作業に当たる女性たち=上多賀

 熱海市の南熱海地区で、正月飾り用ダイダイの収穫と集荷が始まった。上多賀の倉田晃平さん(73)が所有するダイダイ畑では20日、親族や友人知人ら8人が出て収穫作業を進めた。

 高い枝にははしごを掛けて実をもぎ取り、木々の間に張ったシートの上を滑らせた。シートの下方に陣取った女性たちは滑り落ちてくる実を一つ一つ手にし、傷の有無などを確認、選別してコンテナに詰めていった。

 先祖から受け継ぐ畑のうち約2ヘクタールで栽培を続ける倉田さんは例年、10トンほどを収穫しているが「今年は夏に高温が続いた上、台風の影響もあって、半分ぐらいの量になるのではないか。皮に傷がついたり、形がよくない実もある」と話す。正月飾り用は今月末まで収穫が続き、その後マーマレード用に実を取り、妻とし子さん(71)が製造する。

 JAあいら伊豆下多賀支店では同日、集荷が始まった。栽培する約100軒のうち、今年は60軒ほどが出荷を予定しているという。

 【写説】ダイダイの収穫作業に当たる女性たち=熱海市上多賀