天日干しにしたたくあん用大根がずらり=伊豆山

 熱海市伊豆山の七尾地区で、特産品「七尾たくあん」用の大根干し作業が進められている。相模灘を見下ろす山の斜面のあちこちに出現した“白いカーテン”が、冬の到来を告げている。

 同地区では7軒が計70アールほどでたくあん用大根を栽培し、例年11月半ばに収穫を始める。大根は2~3週間ほど天日干しをした後、漬け込み作業に入る。約30アールの畑で栽培を手掛ける友和組合(山田博良社長)の顧問・守屋吉雄さん(83)も天日干しなどの作業を進めていて「今年は大根の作柄が良く、いい風が吹いているから乾き具合もいい。おいしいたくあんができる」と話す。

 収穫作業は12月上旬まで続く。漬け込みは正月用の浅漬けが既に始まっていて、年明けには3年間熟成する本漬けの作業に入る。合わせて240トンほどを漬けるという。

 生産者の高齢化と減少を受け、農事組合法人だった友和組合は今春、事業継承のために株式会社となった。

 【写説】天日干しにしたたくあん用大根がずらり=熱海市伊豆山