斉藤市長と共に除幕する多賀、熱海両中の美術部員ら=市立図書館

 ■寄贈808冊貸し出し 中学生が看板、装飾

 熱海市立図書館は「図書館フェア」に合わせて2日、熱海ゆかりの作家森村誠一さん寄贈の書籍を集めた「森村誠一文庫」をオープンさせた。カウンター前の書架に森村さんの著書808冊を収め、市立多賀中美術部員が制作した看板などを飾った。同日、斉藤栄市長らが除幕し、貸し出しを始めた。

 森村さんからは1469冊が寄せられ、このうち貸し出し用に808冊を同図書館で選んだ。合わせて贈られた俳句色紙や執筆用のガラスペン、テレビドラマの台本などの展示コーナーも開設。熱海中美術部員が装飾を担当した。

 オープニングセレモニーで斉藤市長は、ベストセラー作家の森村さんから市制80周年のタイミングに著書の寄贈を受けたことを説明し「なるべく市民の皆さんに読んでもらえるようにと、文庫を設けた。作品に触れるとともに、集う場として図書館を活用してほしい」とあいさつ。山田真士館長、多賀、熱海中の美術部代表生徒らと共に除幕した。

 多賀中の部長・菊地拳志君(2年)は「熱海らしく梅やミカンをイメージした装飾にした。自分たちで作ることができてうれしい」、熱海中の部長・安井優奈さん(同)は「ミステリーをイメージして1、2年の部員で協力して作った。機会をつくって森村さんの作品を読んでみたい」と話した。

 【写説】斉藤市長と共に除幕する多賀、熱海両中の美術部員ら=市立図書館