米国から移した大型キルトマシンを扱う横山さん=上多賀

 ■米国で魅せられ移住 8日から起雲閣で作品展「仕上げ方法知って」 合同会社も設立

 米国でキルトに魅せられ、大型ミシンでの制作を手掛けてきた女性が帰国後、熱海市を拠点に起業し活動している。「キャッツアイキルトスタジオ」代表の横山孝子さんで、8~10日には国内で初の作品展を起雲閣で開く。「キルトをマシンで仕上げる方法を皆さんに知ってほしい。キルトの魅力にも触れてもらえればうれしい」と話す。

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 キルトは2枚の布地の間に薄い綿を入れ、重ねて刺し縫いしたもので、横山さんは「色の組み合わせが美しく、作ったものが世界に二つとない宝物になる」と魅力を語る。制作を始めたのは15年ほど前で、現地の生涯学習講座のキルトクラスに参加し、のめりこんだという。

 転機となったのが2011年の東日本大震災だった。米国から被災者にキルトを送る活動に加り「手縫いでは制作に時間がかかる。手縫いが主流の日本で、キルトが機械でできることを紹介し普及したいと思った」と帰国を決めた。

 17年に及んだ二度目の米国生活にピリオドを打ち、昨年6月に上多賀に移住。自宅地下にマシンを据えた。閑静な環境で制作に取り組む傍ら、合同会社を立ち上げた。本格始動に当たり、作品展「癒やしのキルト展」を企画した。米国時代の作品と合わせ、大小さまざまな約80点を展示、紹介する。

 時間は午前9時~午後5時(初日は正午から、最終日は午後3時まで)。問い合わせは同スタジオ〈電0557(52)6738〉へ。

 【写説】米国から移した大型キルトマシンを扱う横山さん=熱海市上多賀