会話を楽しむ会員と児童たち=網代小

 地域サロン「網代ふれあいサロン」は高齢者が1人で食事する「孤食」を防ぐため、熱海市立網代小で児童と一緒に給食を食べる「共食会」を開いた。会員11人が児童24人と同じテーブルで給食を食べて、楽しいひとときを過ごした。市内初の試みで市社会福祉協議会は「網代をきっかけとして、市内に広がってほしい」と期待を寄せる。

 網代地区の民生委員の森田恭子さんが1人暮らしの会員が多いことから孤食防止活動として企画した。同協議会、網代町内会連合会が協力した。

 会員と児童のほか、民生委員、町内会長らも参加した。会員は児童の近くに座り、「昔の給食は全然違ったよ」「運動は何が好き」などと積極的に話題を振って、コミュニケーションを図った。食後は手作りのパズルを児童にプレゼントした。

 会員で1人暮らしの菊間ちかさん(90)は「子どもと一緒に食事することはほとんどないからとても楽しい。こういう機会は大切にしたい」、5年生の飯島彩乃さんは「いつもよりにぎやかで楽しかった。昔の給食の話が面白かった」と話した。森田さんは「一緒に食事して交流を深め、校外では互いに見守り合う関係になっていければいい」と語った。

 今後は学期ごと、年3回開くという。

 【写説】会話を楽しむ会員と児童たち=網代小