2019年4月に児童発達支援センターに生まれ変わる予定の市立上多賀幼稚園

 ■19年4月目指す

 熱海市は12日、市立多賀幼稚園への統合で2018年3月末で廃園となる上多賀幼稚園の施設を活用し、19年4月に「市児童発達支援センター」を開設する方針を明らかにした。同日開かれた市議会総務福祉教育委員会で、同センターの指定管理計画と概要を説明した。伊豆地区では伊豆の国市がすでに開設し、三島市と伊豆市が準備・検討を進めている。

 児童福祉法に基づく同センターは障害のある未就学児が通い、療育や生活の自立のための支援を受ける施設で、全国の自治体で整備が進んでいる。同市では16年度、休園中の市立網代幼稚園の余裕教室を活用し、同センターの一部機能を担う療育教室「IPPO(いっぽ)あじろ園」を設置。発達障害とその疑いのある2歳以上の未就学児を対象に生活習慣や集団生活の指導、訓練を行い、成長、発達を支援している。

 計画では、廃園となる上多賀幼稚園の園舎(鉄筋鉄骨造り平屋建て、床面積439平方メートル)を改修し、あじろ園の機能を拡充した児童発達支援センターを開設する。定員の拡大、保護者の相談業務の充実などを図り、発達障害の子どもと保護者を支援していく。施設改修は来年度、運営は指定管理で行う。

 市社会福祉課の担当者は「子どもたちの成長を支援し、保護者の不安や負担を軽減するセンターを目指す」と話した。

 【写説】2019年4月に児童発達支援センターに生まれ変わる予定の市立上多賀幼稚園