製作とチャリティー販売に協力する「ストリートチルドレン芸術祭2018年カレンダー」を手にする当摩さん(右)と京増さん=熱海中

 熱海市立熱海中(片山敬良校長、生徒334人)の生徒が製作に協力した「ストリートチルドレン芸術祭2018年カレンダー」が完成し、市内外でチャリティー販売が行われている。中心となって活動する福祉委員会の当摩由奈委員長(2年)は「カレンダーを通してストリートチルドレンのことをいろいろな人に知ってほしい」とPRする。

 同芸術祭は路上生活を余儀なくされている世界の子ども(ストリートチルドレン)らを支援する市民プロジェクトで、代表を元市立小嵐中校長の中島洋一郎さん(69)=同市下多賀=が務める。

 各国・地域の子どもの絵を集めて毎年カレンダーを製作、チャリティー販売している。05年に小嵐中を拠点に活動が始まり、14年度に熱海中と統合後、同校生徒がカレンダーに掲載する絵の選考や販売に協力している。

 18年版はテーマに「思い出」を掲げ、製作された。熱海中では事務局(東北福祉大内)から送られてきた絵画6点の中から、全校生徒の投票でインドの少女(16)がカメラと写真を描いた「大切な思い出」を選び、同委員会が「たくさんの幸せな思い出が一生消えないようにという思いが伝わってきた」という選考理由を寄せた。作品はカレンダーの9月に掲載された。

 絵の選者は同校生徒のほか、シンガー・ソングライターのイルカさん、俳優の榎木孝明さんらが務めた。従来の壁掛け用に加え、同大学生の発案で初めて卓上用も作った。いずれも千円。

 福祉委員会は1月21日にMOA美術館で開催の教育講演会でもチャリティー販売に当たる。副委員長の京増優夏さん(2年)は「つらい思いをしている子どもたちのために、自分たちの活動が少しでも役に立つとうれしい」と思いを話した。

 カレンダーの問い合わせは熱海中〈電0557(81)0577〉へ。

 【写説】製作とチャリティー販売に協力する「ストリートチルドレン芸術祭2018年カレンダー」を手にする当摩さん(右)と京増さん=熱海中