解体作業が進む泉奥西山市営住宅=泉

 ■老朽化し廃止、適正化図る

 熱海市が泉にある泉奥西山市営住宅の解体工事を進めている。集会所を含む6棟19棟を解体し、市営団地から抹消する。

 1959年から70年にかけて整備された同住宅は木造、簡易耐火構造の平屋と2階建て5棟と集会所から成る。建設から半世紀経過して老朽化し、市が供給過多の公営住宅供給戸数の適正化で用途廃止を決定。新規入居募集を停止し、入居者の転居を待って解体に着手した。工事は来年3月まで。跡地の活用は未定という。

 同市内の市営住宅は4月時点で15団地65棟計1227戸。世帯数に占める公営住宅の割合は県内市部で最も高く、静岡、浜松、沼津など主要都市の2倍以上となっている。多くは一時隆盛を極めた旅館・ホテル従業員らのために整備したものとされるが、その後の景気低迷と人口減少で供給過多となり、市が現在老朽化した住宅から用途廃止と解体を進めている。

 【写説】解体作業が進む泉奥西山市営住宅=熱海市泉