本番に向けた練習の成果を披露する山口消防副市長=市役所

 ■山口副士長を壮行

 熱海市消防本部は25日、第25回県消防職員意見発表会に参加する山口起消防副士長(29)の壮行会を市役所で開いた。

 発表会は職員の知識研さん、意識高揚を目的に毎年開かれている。県内の10消防本部代表者が参加する。消防職員として勤務し、感じたことや学んだことを発表する。内容や表現方法を審査し、最優秀賞受賞者が関東支部大会に出場できる。

 山口消防副士長は壮行会で本番に向けて練習してきた意見発表を披露した。2011年、宮城県で1人暮らしをしていた大学生の頃、東日本大震災で被災した。住んでいた家屋は倒壊し夜には真っ暗、故郷の熱海に帰りたくても帰れないという状態で自分を助けてくれたのは警察や消防ではなく地域住民だったという。「災害が発生したとき、警察、消防、自衛隊の公助だけでは十分ではない。一人一人が災害を自分のことと考え、絆を強めた地域が助け合う共助によって救われる命がある」と思いを語った。

 土屋千秋消防長は「熱海消防の代表として全職員の思いを背負い、頑張ってほしい」と話した。

 発表会は1月19日、浜松市で開かれる。

 【写説】本番に向けた練習の成果を披露する山口消防副市長=熱海市役所