完成した「えびすの湯」に漬かり癒やしのひとときを過ごす氏子=今宮神社

 ■源泉生かし池を改良

 熱海市桜町の今宮神社の境内に27日、足湯「えびすの湯」がお目見えした。境内の源泉を生かし、従来の「えびすの池」を改良して設けた。泉明寺みずほ宮司は「神社の境内から湧く神聖な湯。ご神徳を皆さんで分かち合ってほしい」と話した。

 同神社によると、配流の身だった源頼朝が伊東祐親の追手から逃れて伊豆山に向かう途中、山麓に大楠とほこらを見つけて参り、湧き出る湯で身体を清め、額づいて成功開運を祈願した―とされ、今でも境内に湯が湧く。

 副総代長の島田善一さんの発案で、源泉を生かした足湯の設置を計画し、夏以降、例大祭の準備の合間を縫って氏子らが、中央に恵比須像の建つえびすの池をリフォームした。総代長の八代一雄さんが営む八代ボーリングが配管などを奉仕し、池の周囲には木製のベンチを据えた。

 例大祭で試験的に“開湯”し好評を得たことから、初詣の参拝客を癒やしの湯で迎えられるようにと準備を進めた。源泉の温度は52度ほどで、泉明寺宮司は「足湯は40度前後の心地よい温度で楽しんでもらえる」と話す。

 足湯は午前9時~午後5時に自由に利用できる。大みそかから元日にかけては夜間も開放する。タオルは持参する。

 【写説】完成した「えびすの湯」に漬かり癒やしのひとときを過ごす氏子=今宮神社