熱海市の上多賀地区では70、80代の7人が市社会福祉協議会の住民参加型福祉サービス「こつこつ」の利用会員となり、台所・浴室の掃除、庭の草むしり、ごみ出しなどの支援を受けている。協力会員には60、70代の5人が登録し、地元でのボランティア活動を通じて交流の輪を広げている。

 88歳の女性は肺などの病気のため、体の負担になっていたごみ出しにサービスを利用する。「とても助かっている。無料だと心理的に負担になるから、このサービスはありがたい。皆さんに感謝している」と話す。

 週1回、女性宅のごみ出しを担う山田きみ子さん(75)は「仕事を離れ、何か地域でできることがあればと思っていた。これからも自分にできることを続けたい」と笑顔を見せた。協力会員で、利用者との出会いをきっかけに居場所活動を始めた椎野政子さん(70)は「利用者と接点ができると交流が広がる。それも楽しい」と語った。