熱海市が19日までにまとめた昨年12月末現在の人口統計によると、同市の人口は3万7510人で、過去1年で223人、率にして0・6%のマイナスとなった。4万人台だった2007年(4万1229人)との比較では10年間で3719人、9・0%減少。地区別では泉地区が唯一増加し、その他6地区は人口減が進み、網代地区の減少幅は市内最大の20%超に達した。

 地区別の過去1年の増減率は熱海0・2%減、伊豆山1・1%減、泉1・0%増、初島3・0%減、上多賀0・8%減、下多賀1・6%減、網代1・9%減。泉を除いて減少となった6地区の中では、観光客数のV字回復で経済が上向く熱海地区の減少幅が最小だった。

 07年度との比較では熱海7・8%減、伊豆山15・9%減、泉3・7%増、初島17・7%減、上多賀9・2%減、下多賀9・9%減、網代20・1%減となっている。生活・経済圏が神奈川県域に一部入る泉地区は伸長。他地区は網代、初島、伊豆山が15%を超える大幅減だった。

 人口減の原因について市の担当者は、県内市部最低の出生率(15年3・3)、観光を基幹産業とする雇用環境、住環境など同市の地域性、取り巻く環境などを指摘。各地区の増減要因は不明とした。人口減少の抑止対策に関しては「子育て支援、雇用環境の改善、高齢者福祉などを地道に進めていくしかない」と話した。

 ■人口3万7510人前月より13人減 昨年12月末まとめ

 熱海市は19日までに、住民基本台帳に基づく昨年12月末の人口をまとめた。総人口は男性1万6968人、女性2万542人の計3万7510人で、前月から13人減少した。

 自然動態は出生15人、死亡64人で差し引き49人のマイナス。社会動態は転入190人、転出154人で36人の増となった。総世帯数は前月比16世帯増の2万1506世帯。

 地域別人口は熱海2万533人(前月比2人減)、伊豆山3481人(同7人減)、泉2432人(同7人減)、初島195人(同増減なし)、上多賀3218人(同15人増)、下多賀6184人(同13人減)、網代1467人(同1人増)となっている。