コーチングについて語る小山さん=MOA美術館能楽堂

 ■「褒め言葉 生きる力に」

 熱海市PTA協議会(小峰主税会長)は21日、教育講演会を桃山町のMOA美術館能楽堂で開いた。市内各小中学校のPTA会員ら約150人が集まり、対話教育研究所代表の小山英樹さんによる「親子のコミュニケーションを深めるコーチング」と題した講演に耳を傾けた。

 小山さんは「われわれがイメージする未来像を遥かに超えた社会を子どもたちは生きていくことになる」とし予想される社会の変化に触れた上で、教育コーチングについて「子どもが話すことを傾聴し、質問し、承認することで気付き、やる気、生きる力を引き出す。予測不能な未来を幸せに生きていくために親ができる最高の関わり」と説明した。

 「傾聴」「質問」「承認」それぞれのポイントを具体例を挙げながら説いた。「聴す」は「ゆるす」と読むことを紹介し「ちゃんと聴くことは、相手の存在をゆるすことになる。駄目出しをせず、聴くことが大事」と指摘した。

 主語を「私」にして自分の感情を伝えることの大切さも語り「子どもは親のことが大好き。愛する家族からの褒め言葉、承認の言葉はうれしく、それが人生を支える。エネルギーになる」と強調しコーチングの実践を呼び掛けた。

 教育講演会は同協議会の伝統行事で64回目。

 【写説】コーチングについて語る小山さん=MOA美術館能楽堂