家族葬などに対応できる新たな少人数向け式場=熱海の市火葬場

 ■家族葬向け少人数式場も

 熱海市が進めていた市火葬場の改修工事が完了した。待合室を使い勝手の良い洋室に統一し、少人数の葬儀に利用できる式場を新たに設けるなど、市民要望と現代のニーズに合致した火葬場に生まれ変わった。

 1992年に落成した火葬場は鉄筋コンクリート造り2階建て・延べ床面積1255平方メートルで、火葬炉3基を備える。完成から20年以上経過して雨漏りなどが発生し、館内の設備や機能も見直し、充実が求められていた。

 工事では2階にあった畳敷き付きの待合室2室を全面的に改修。段差が高齢者の足腰に負担がかかる畳敷きスペースを解消し、椅子とテーブルを配置した30~60人収容の大、中、小の洋室3タイプの待合室に改めた。1階の遊休スペースには最大30人規模の葬儀に利用できる式場を整備。近年需要が増えている家族葬など少人数の葬儀に提供する。

 このほか、おむつ交換台付きの多目的トイレ、授乳もできる更衣室を新設。雨漏り対策の防水工事、壁や天井など内装の張り替えも併せて行った。総事業費は約1億3千万円。

 市の担当者は「少人数の式場は、内輪で安価に済ませたいという市民の声に応えて造った。人に優しい施設を目指した」と改修の狙いを説明した。

 【写説】家族葬などに対応できる新たな少人数向け式場=熱海の市火葬場