入館者の注目を集める「紅白梅図屏風」=MOA美術館

 ■各分野の名品一堂

 熱海市桃山町のMOA美術館で26日、所蔵名品展「尾形光琳 国宝『紅白梅図屏風(びょうぶ)』」が始まった。同美術館所蔵の国宝3点を同時公開し、あわせて精選した名品61点を展観している。3月13日まで。

 国宝はほかに京焼の大成者・野々村仁清作「色絵藤花文茶壺(つぼ)」、古筆三大手鑑(てかがみ)の一つ「翰墨城(かんぼくじょう)」。重要文化財で本阿弥光悦作「樵夫蒔絵硯(まきえすずり)箱」、「聖観世音菩薩(ぼさつ)立像」など、各ジャンルを代表する名品も並んだ。

 光琳の最高傑作と高く評される紅白梅図屏風は来館者に人気で、足を止めてじっくりと鑑賞する姿が多く見られた。千葉県市川市から訪れた70歳の女性は「テレビで見たことはあっても実物は初めて。素晴らしい。本物を見ることができてよかった」と話した。

 同美術館は「日本と東洋美術の精華を鑑賞してほしい。隣接の瑞雲郷梅園では2月に入ると紅白梅が見頃を迎える。合わせて楽しんでほしい」とアピールする。

 会期中の2月11日午後1時半からは、館内で学芸員による美術セミナー「尾形光琳の画業と『紅白梅図屏風』」を開く。

 問い合わせはMOA美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 【写説】入館者の注目を集める「紅白梅図屏風」=桃山町のMOA美術館