懐かしい熱海市各地の風景写真などを展示した熱海近代史写真展=東海岸町のホテル・ミクラス

 ■温泉宿の伊藤博文など42点

 熱海市の市民グループ「ライフ熱都」(綾野憲夫会長)は28日まで、「熱海近代史写真展」を東海岸町にあるホテル・ミクラスのエントランスロビーで開いている。明治時代から昭和初期にかけた往時の熱海の発展を示す貴重な写真42点を展示している。

 市民や観光客に熱海の魅力を知ってもらおうと、昨年11月に起雲閣で開いた「写真でつづる熱海温泉誕生秘話」に続く写真展の第2弾。上宿町の今井写真館、市立図書館から提供を受けた写真を「近代の幕開け」「昭和の記念碑」「写真に残る震災」などのテーマ別に紹介した。

 熱海駅開業と丹那トンネル開通、御用邸跡に建つ初代市庁舎、大漁に沸く網代漁港、初島のテングサ漁、街を焼き尽くした熱海大火、温泉宿で軍刀をさげて写真に納まる初代首相伊藤博文など、写真は熱海のにぎわい、歴史の一端を伝える貴重な資料。ホテル利用者は感心しきりの様子で見て回った。東京都大田区から家族旅行で訪れた青木浩一さん(83)は「若い頃から熱海には公私で訪れており、懐かしい気分になる」と話した。

 ライフ熱都は熱海の活性化を目指して市内外の有志約40人で昨年発足した。一連の写真展が対外的な最初の活動で、今年はNPO法人の認証を得てさらに活動の幅を広げていくという。

 【写説】懐かしい熱海市各地の風景写真などを展示した熱海近代史写真展=東海岸町のホテル・ミクラス