新たに用意した「問診票」と「処方箋」を手にするソムリエの石和宏深さん=昭和町

 ■「問診票」「処方箋」を用意

 町の酒店を身近に、上手に使ってもらおう―と、熱海市昭和町の石和酒店(石和みち枝さん経営)はこのほど、新たなサービス「Myソムリエ」を始めた。ソムリエが酒を選ぶ手伝いをする従来のサービスを“仕組み化”し、「問診票」や「処方箋」を活用して客のニーズに細やかに対応する。同店は「このサービスが地元の商店を利用するきっかけになるといい」と期待する。

 営業・販売担当で、ソムリエの資格を持つ娘の宏深(ひろみ)さんはこの数年、顧客の購入した酒の種類や食べ物の好みなどをこまめに記録してきた。新規顧客の獲得を模索する中で、市チャレンジ応援センター「A―biz」に相談したところ、その取り組みが着目され、「サービスの仕組み化」の提案を受けた。

 早速、好みの味や予算などを客が簡単に記入できる「問診票」と、購入したワインや日本酒に合う料理、飲み方の注意点などを宏深さんが記す「処方箋」を用意した。客の情報は「カルテ」として蓄積し、サービスに生かす。

 石和さん親子は「顧客の好みを把握し、それに合う商品を勧めるのは“当たり前”のこと。それがサービスになると言われて驚いた」と振り返る。宏深さんは問診票などを客とのコミュニケーション・ツールとして活用する考えで「町の酒店にいるソムリエを、レストランのソムリエのように気軽に使って酒を楽しんでほしい」と話した。

 問い合わせは石和酒店〈電0557(81)2313〉へ。

 【写説】新たに用意した「問診票」と「処方箋」を手にするソムリエの石和宏深さん=昭和町