優しい表情が目を引く政広のひな人形=梅園町の沢田政広記念美術館

 ■「たちびな」と「すわりびな」

 熱海市梅園町の沢田政広記念美術館で企画展「愛娘(まなむすめ)のひな祭り」展が開かれている。政広が愛娘のために制作した木彫のひな人形2点を公開し、女性客らの目を引いている。3月6日まで。

 桃の節句を前に毎年開いている同展には高さ約30センチの「たちびな」と、同15センチの「すわりびな」を展示した。妻とみとの間に1男4女をもうけた政広の昭和初期の作品で、木彫りの人形に鮮やかな彩色を施している。

 ふっくらした優しい表情の人形は、政広の子どもたちに対する深い愛情が伝わる。娘と女2人旅で立ち寄った埼玉県久喜市の倉田清子さん(77)は「顔立ちが優しく温かい」と言って目を細めた。

 開館は午前9時~午後4時。熱海梅園梅まつりの入園料で入館できる。

 【写説】優しい表情が目を引く政広のひな人形=梅園町の沢田政広記念美術館