作詞した「湯の町熱海恋の町」の映像作品と音楽CDを披露する中村さん=相の原町の中村さん方

 ■「湯の町熱海は恋の町」 16日に披露、投稿サイトで公開

 熱海市相の原町の中村晃さん(83)がこのほど、自身で作詞を手掛けた演歌「湯の町熱海は恋の町」のCDとDVDを作製した。夜景や温泉、ジャカランダといった熱海ならではの情景を散りばめた歌詞、ポップス調の曲は親しみやすく、中村さんは「熱海の活性化のお役に立てばうれしい」と完成したCDを自慢げに披露した。

 中村さんは元大手電気メーカー社員で、2016年に同市に移住した。現役時代から公私で度々訪れていた熱海だが、かつての活気が失われたことを憂い「地域活性化のお手伝いができないか」と思うようになったという。そこで思い付いたのが歌だった。

 「もともとカラオケ好きで、宮内庁主催の今年の歌会始に和歌を応募したことがきっかけだった」と中村さん。知人で、歌による観光活性化に取り組む「熱海をうたう会」代表の遠藤邦夫さん(71)=咲見町=の指導を受けてわずか3日で歌詞を書き上げ、遠藤さんが知り合いの作曲家高幸吉さんに作曲と歌唱を依頼した。

 「熱海は日本のど真ん中」で始まる歌は「湯けむり」「浜風」「ジャカランダ」などの情景を交えて歌う恋の歌。小気味良いリズムで、高さんがビブラートをかけて優しく歌い上げ、カラオケ向きの親しみやすい曲に仕上がっている。中村さん作詞、高さん作曲・歌唱のカップリング曲「世界平和のためならば」とともに収録したCDと、映像付きのDVDは中村さんが自費負担で各50枚作製し、活用法を検討中。映像作品については動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開を始めた。

 16日には同会の活動拠点となっている福道町の熱海芸術座に観光関係者を迎えてお披露目会を開く予定。中村さんは「箱崎晋一郎の『熱海の夜』(1969年発表)以来、熱海を歌った曲にヒット曲がない。多くの人に口ずさんでもらえるよう普及に努め、熱海を国内外に発信したい」と夢を語った。

 【写説】作詞した「湯の町熱海恋の町」の映像作品と音楽CDを披露する中村さん=相の原町の中村さん方