初島の観光地エリア景観計画案について意見交換した景観デザイン会議=市いきいきプラザ

 ■計画策定を要望 

 第6回熱海市景観デザイン会議(会長・伊藤光造NPO法人くらしまち継承機構理事長)が13日、市いきいきプラザで開かれた。県の伊豆半島景観形成行動計画に基づき市が作成した初島の観光地エリア景観計画案について委員5人が意見交換し、自然とリゾート、日本的な漁業のまちなみを生かした景観計画の策定を要望した。

 前回11月の意見を反映させた今計画案は「静岡県唯一の有人離島 相模湾に浮かぶ美しいリゾート空間 初島」を目指すべき景観像とし「自然に囲まれた美しい島を守り育てる景観づくり」「居心地が良く快適に散策できる景観づくり」を目標に掲げた。施策には海岸清掃、松林散策路の適切な維持管理、海と灯台からの眺望、港町・食堂街の各景観形成・保全のルールづくり、看板の整理・撤去などを盛り込んだ。

 委員からは「(初島クラブを中心とした)西洋的リゾートと、漁港や食堂街が醸す日本的な景観を分けて景観形成を図っていくべき」との意見が複数上がった。このほか、「俗的な熱海駅周辺とは一線を画す」「食堂街で食事をしながら海の眺望を楽しめる工夫」を求める声もあった。

 市は今回の委員を反映させた計画を本年度中に策定し、来年度から施策を推進する。2018、19年度には新たに「糸川・初川」「熱海駅周辺」の観光地エリア景観計画作成を進める。

 【写説】初島の観光地エリア景観計画案について意見交換した景観デザイン会議=市いきいきプラザ