「心の土台」づくりの大切さを説く菅野さん=市いきいきプラザ

 ■「子どもに“土台”を」

 熱海市教育委員会は17日、早稲田大名誉教授で臨床心理士の菅野純さんを市いきいきプラザに迎えて、家庭教育講演会を開いた。市内外から子育て世代を中心に約30人が集まり、「子どもの心を育てる『ひとこと探し』~心のエネルギーを補給するために」と題した講演に耳を傾けた。

 菅野さんは教育相談員などとして関わった子どもたちの事例を織り交ぜながら、子どもの発達に応じた親の役割を説いた。子どもの心にしっかりとした“土台”をつくることの大切さを強調し「『心の土台』が育つと教えや言葉が根づく。心の芯が育ち、幸せに生きる力を持つ」と語った。

 土台づくりのポイントに▽「人間の良さ」をたくさん体験させる▽子どもの元気や意欲、活動の源となる心のエネルギーをたっぷり補給する▽社会の中で生き抜くための社会的能力を育てる―を順に挙げ、基本的信頼感や認められる体験の大切さにも言及した。また人間の良さを伝える言葉として「○○ちゃん、大好き!」「○○ちゃんは、お母さんの宝だよ」などを紹介し、「語彙(ごい)を増やして、子どもに言葉をかけてほしい」と呼び掛けた。

 【写説】「心の土台」づくりの大切さを説く菅野さん=市いきいきプラザ