三つの湯船を段違いに並べた「断崖の棚湯」を見学する出席者=熱海のホテル・ニューアカオ

 ■本館露天風呂も改装へ

 熱海市熱海のホテル・ニューアカオ(赤尾宣長社長)に新大浴場棟「スパリウム・ニシキ」が完成し26日、オープニングセレモニーが開かれた。ジオサイトでもある錦ケ浦の断崖に建ち、相模灘を望む絶景の浴場で、赤尾社長が来賓と共にテープカットを行い、新施設の完成を祝った。

 セレモニーには市内外の観光関係者ら約200人が出席した。赤尾社長は「観光地熱海が盛り上がっている中で、スパリウム・ニシキを一つのきっかけにして、お客さまにより喜んでもらえるリゾートホテルとして運営していきたい」とあいさつ。来賓の斉藤栄市長は「ジオサイトに立地し、その価値を十二分に堪能できる施設だと思う。スパリウム・ニシキが熱海全体、伊豆半島全体の価値高めることを期待する」と祝辞を述べた。

 新大浴場棟は本館南側の和食レストラン「にしき亭」の施設を一部活用して設けた。鉄筋コンクリート造り2階建て、展望テラスとなる屋上を含め延べ床面積約1300平方メートル。浴場は2階(840平方メートル)で、海に面して内湯、露天風呂を二つずつ配置した。露天風呂は湯船の水面が海へとつながるように設けていて、片方を「海へ続く湯船」、三つの湯船を段違いに並べたもう一方を「断崖の棚湯」と名付けた。

 温泉を新たに掘削して引いた。総事業費は約8億円。本館と別館「ロイヤルウイング」の宿泊者専用施設として、4月1日に利用を開始する。同日以降、本館の露天風呂のリニューアルに着手する。

 【写説】三つの湯船を段違いに並べた「断崖の棚湯」を見学する出席者=熱海のホテル・ニューアカオ