■「目標は団員500人以上」 

 県内の女性消防団員で組織する県女性消防団員連絡協議会がこのほど発足し、初代会長に熱海市消防団本部部長の井上靖子さん(66)が就任した。任期は2年。

 全国的に消防団員の減少が続く中、「女性の立場」を生かし、活動の周知、情報ネットワークを活用した情報収集、避難所の対応などの「地域防災力向上」を目指し発足した。県内35団中、女性消防団員を有する29団441人で組織する。2018年度は講演会や交流会、避難所開設訓練などの活動に取り組む予定。

 熱海市は、旧清水市、沼津市に続き1995年に女性消防団員が誕生した。“第1期生”として入団した井上さんは以来23年間にわたり地域防災の最前線で活動を続けている。本部部長、訓練指導員などを歴任し、4月からは女性消防相談役を務める。

 井上さんは経歴や人柄などから、県消防協会の推薦を受け、総会で承認された。「(女性消防団には)若い力、多くの力が必要不可欠。2年間で団員を500人以上にすることを目標として、併せて女性消防団員がいない6市町での設立も目指したい」と話した。

 県単位の協議会設立は富山県、石川県に続き3番目。市消防本部は「熱海市(女性消防団)は23年という長い歴史があり、これまでの取り組みを発信し、他市町の活動を吸収することで各市町の活動が充実してほしい」と期待を寄せた。