見頃を迎えたベニズイウン=MOA美術館

 熱海市桃山町のMOA美術館で、敷地内に植わる桜が見頃を迎えている。茶の庭竹林内では、「瑞雲桜」とも呼ばれるベニズイウンの原木の開花が進み、今週末には満開になる見込み。

 ベニズイウンは1982年の同美術館開館時に、研究者の調査でほかにはない原木だと確認されたという。敷地名「瑞雲郷」にちなんで命名された。花はソメイヨシノよりピンク色が濃いめで、サイズも一回り大きい。例年4月上旬に咲き始めるが、今年は10日ほど早いという。

 群馬県邑楽町から訪れた角野良一さん(72)、保子さん(71)夫妻は「MOA美術館は初めて来た。1本しかない貴重な桜をちょうど見ることができて良かった」と満足そうに話し、大木を見上げた。

 敷地内にはソメイヨシノを中心に約150本の桜が植わり、ムアスクエアでは桜越しに相模灘を眺めることができる。枝垂れ桜などは4月上旬まで楽しめるという。

 【写説】見頃を迎えたベニズイウン=MOA美術館